はじめまして
はじめまして!
三橋ひなこと申します。
バリバリのアダルトチルドレンである夫の妻です。
2012年に結婚した夫は、無自覚のアダルトチルドレンでした。
ご両親との関係や夫の行動に違和感を持ち、
本やネットで調べまくった結果、
「アダルトチルドレン」にたどり着きます。
アダルトチルドレン当事者の方のブログはたくさんありますが、
そのパートナーの記録はあまり見かけないので、
「誰かのためになれば」と思って、記録することにしました。
最近の夫は、だいぶアダルトチルドレンが薄れてきたようですが、
まだまだ完全体ではありません。
日々「は?意味わかんない」ということが湧いてきます。
この日記は、そんな夫と私の奮闘記です。
夫のおかしなところに気づいた頃は毎日必死だったので、
当時は経過を書き記す余裕がありませんでした。
10年以上かけて改善してきて、
今やっと経過をまとめる余裕ができています。
このため、順を追ってお伝えすることが難しいので、
思い出したことを少しずつ書いていきます。
よろしくお願いいたします!
お前のものは俺のもの、なのか?
結婚前、
夫の妹さんが
夫の家に泊まりに来たことがありました。
その家は結婚したら住む家として、
結婚の数か月前から夫が住んでいました。
夫ひとりの収入では
家賃が払えないマンションだったので、
自分が住む前から
私も家賃の半分を負担していました。
2人で住むのが前提の家なので、
私も自分の物を色々置いていました。
生理用品や、新品のサニタリーボックスも。
そこに妹さんが泊まりにきました。
妹さんが帰ったあとの週末に、
夫の家の掃除をしていたら、
トイレの床に
生理用品を入れていた巾着袋が落ちていました。
中身は空。
新品で未使用だったサニタリーボックスには、
ビニール袋もかけずに
直で使用済みのナプキンが捨ててあります。
夫に聞いてみると、「妹が使った」とのこと。
妹さんは、
夫の家に来る前から生理中だったそうなんですが、
生理用品を持ってきていませんでした。
それを聞いた夫は、
「そこにひなこさんのがあるから使っていいよ」
と言ったそうなのです。
私は夫の家に来るときに生理中だったら、
その時に使う分は持ってく行くので、
非常用の最低限の個数しか置いていませんでした。
たっぷりあったわけではありません。
しかも、
マンションの目の前にはコンビニがあります。
絶対必要になる物なんだから、
家から持ってくるか、
こっちで買うのが当たり前だと思います。
それに、
夫が自分で買ったものでもないし、
それは私のものです。
「なんで自分の物でもないのに勝手に貸すの?」
と怒りましたが、
夫はキョトンとしていました。
数年後に聞くと、
「意味わかんないと思うんだけど、
ひなちゃんは俺の一部だと思っていて、
ひなちゃんの物は
俺が自由に使っていいと思っていた。」
とのことでした。
キモいですよね。
人との境界線が
うまく引けていなかったんだと思います。
ちなみに、
妹さんの話はまだありまして、
掃除の後に洗濯機を回そうとしたところ、
生理の血がついたバスタオルとショーツが
洗濯かごに入っていました。
血のついた洗濯物と、
サニタリーボックスに捨てられていた
使用済みの生理用品。
自分で片付けて帰らなければ、
誰が処理してくれると思ったんでしょうか?
お兄ちゃんがやると思ったのかな?
謎は深まるばかりです。
よりメリットのある約束を優先する
結婚する前の話ですが、
夫を叱ったことがありました。
結婚して、アダルトチルドレンからくる違和感に気づいたあとは、
怒ったり叱ったりすることは多いのですが、
お付き合いしている時に怒ったことは
ほとんどなかったなかでの出来事です。
ある日、夫は職場のA先輩に飲みに誘われて、
行く予定になっていました。
ただ、A先輩との予定があまり気乗りしていなかったようで、
A先輩の誘いを断る口実として、
Bさんを誘って出かけることにしてしまいました。
Bさんとの約束は普通に楽しみにしていました。
Bさんとの約束の日が間近に迫ったころ、
C先輩からも誘いを受けました。
C先輩は仕事バリバリの人で、
職場では超有名人です。
飲みに行って話を聞けたら、
夫にとってはとてもメリットがあります。
なかなか一緒に飲みに行ける機会は無いのですが、
前々から夫が「飲みに連れてってください!」と
お願いしていて、
念願叶って誘ってもらえました。
夫は、Bさんに相談する前に、
二つ返事でC先輩の誘いを優先してしまいました。
気持ちはわからんでもないのですが、
A先輩→Bさん→C先輩と、
よりメリットのある方に流れていくのを見て、
「それってどうなの?」と思って、
Bさんとの約束を断る前に夫に指摘しました。
叱りましたが、結局
「こんなチャンス無いから!」と、
Bさんとの約束は断って、
C先輩との飲み会に行ってしまいました。
夫は、
お付き合い当初「俺は情に厚い人間」と
言っていたので
(今にして思えば「自分で言うか?キモっ」って感じですが)、
「おいおい、情はどこ行った?」と思いました。
このことについて、最近夫に聞いてみたところ
「気乗りしないA先輩との飲み会は
今だったら多分最初から断る。
ただ、今でもBさんとの約束より
C先輩の誘いを優先させてしまうかもしれない。」
とのことでした。
私としては少しガッカリですが、
かなり改善した夫がそれでもそう考えるなら、
世の中みんなそんなものなのかな、
などと思いました。
息子を軽んじる
以前、
「息子の体験で、自分の癒しを得る」
という記事で、
夫の言葉として
「自分がされて嫌だったことの反対のことを
子どもにしてあげたいという気持ちがある」
と書きましたが、
今回はそれと食い違う話です。
夫は、息子(下の子)のことを軽んじています。
私や娘(上の子)に対する態度と、
息子に対する態度が明らかに違います。
それに気づいたばかりの頃、
夫は「(息子は)男だから」と
弁解していましたが、
どうも違うのです。
例えば、
息子が夫に何か話している時に
うっかり私や娘が夫に話しかけてしまうと、
夫は息子の話はお構いなしに
私や娘の話を優先してしまいます。
それだけなら
「あとから話しかけて来た人を優先する人なのね」
となるのかもしれません。
ただ、逆バージョンで、
私と話している時に息子が話しかけてくると、
「今ママと話してる」
と言って、聞いてあげません。
これを息子が不満に感じ(当然ですよね)、
家族会議になりました。
私、娘、息子から出された証拠を基に、
息子を軽んじていることを夫が認めたので、
解決策をみんなで考えました。
そして、
「家族の誰かと誰かが話している時は、
割って入って話をしない」
というルールを決めました。
どうしても緊急で話しかけたい時は、
「ちょっといい?」
と確認を取ってから話します。
これをやってみたところ、
息子のストレスがすごく減ったようです。
夫はルール化すれば守れるので、
表面上の問題は無くなりました。
ただ、これはあくまでも一例で、
夫が息子を軽んじることが
根本的に治ったわけではないので、
これからも状況に応じて
別のルールを考えなければ
ならなくなると思います。
あと、これに関しては、
夫に合わせて
家庭内でルール化することが増えてしまうと、
子どもたちに悪影響が出ないかが心配です。
将来誰かと暮らす時に、
何でもルール化しないと気が済まなくなる、とか。
夫にはもうちょっと臨機応変に対応できるように
なってもらいたいです。
おこづかい3万円
夫は、結婚した時まだ若かったので、
お給料が手取りで18万円しかありませんでした。
私は22万円くらいだったかな?と思います。
我が家は結婚当初、
2人合わせても働き盛り1人分くらいの稼ぎしか
なかったんです。
その中でお小遣いを決める時、
夫から「3万円」という申し出がありました。
私は「高いな」と思いつつ、
「タバコと飲み代は
お小遣いから出すって言うから仕方ないか」
と了承しました。
で、私の方が収入が多いのに
夫よりも金額を下げるのが嫌だったので、
私も家計から3万円もらうことにしました。
お小遣いだけで2人合わせて6万円。
しかも家賃10万円のマンションに住んでいました。
結婚する時、
私は夫婦で別々の財布を希望したのですが、
夫の強い希望で家計を一緒にすることにしたので、
家計の管理は夫に任せました。
そして1年後にフタを開けてみると、
フルタイム正社員の共働きなのに貯金0円。
まぁこの収支じゃ、
お金なんて貯まるわけ無いですよね(^ ^;)
私はそこでヤバいと思ってお小遣いを1万円に下げ、
余っていたお小遣いは家計に返納しました。
(お小遣いが高額すぎて、
使い切れていませんでした。)
で、嫌々ながら
私が家計の管理をするようになりました。
1年で100万円貯まりました。
夫もお小遣いを下げてくれれば、
もっと貯まったと思いますが、
夫は下げてくれませんでしたヽ(`Д´)ノプンプン
その後に私が病気をして、
夫の勧めで退職したので、
お金は相変わらず貯まりません(- -;)
でも今では夫は、
タバコはやめたし、
たまに行く飲み会のお金は
家計から出すことにしたので、
お小遣いは下げてくれています。
最近、主婦向けの雑誌を読んでいて、
よその家計の収支を見る機会がありました。
そうしたら、
手取り49万円の旦那さんのお小遣いが
2万円でビックリしました(*_*)
やっぱ新婚の時の私達は
もらい過ぎだったよね、と反省。
夫に最近
「なんで最初にお小遣いを決める時、
“3万円”って思ったの?」
と聞いてみました。
「独身のときと同じように飲みに行くには、
それくらい必要だと思った。」
とのこと。
「でも今にして思えば、
結婚したのに独身のときと同じ生活をしようと
思うこと自体ヤバいよね。」
とも言っていました。
なるほど。
結婚したのに
独身のときと同じような生活をしようと
思っていたのか。
そのうえ、奥さん(私)が家事をやってくれて、
お金も持ってきてくれるなんて
最高じゃんヽ(`Д´)ノプンプン
今では、
頼まなくても家事は当たり前にやってくれるし、
少ないお小遣いでも1回も不満を言ったことないし、
私が家事をやった部分は毎回感謝してくれます。
最初の頃は
「ウチは共働きなんだからね!」
と私が口酸っぱく言っていたし、
夫も不満を持ちながら家事をやっていたのですが、
変われば変わるものですね。
風邪で寝込んでるのに放っておく
私が体調不良で寝込んでいる時、
以前の夫は、
声掛けすらせずに何時間も放っておいていました。
夫は料理が得意なので、
子どもたちにご飯を作って
食べさせたりはしてくれるのですが、
私の分は無いし、呼ばれもしません。
ずっと「気が利かないのかな?」
と思っていました。
でも、夫が寝込んだ時には、私は声をかけたり、
何が食べられそうか聞いて用意します。
なので、ずっと謎でした。
結婚してずいぶん経ち、
アダルトチルドレンの呪いが解けてきた頃に、
このことについて
不満をぶつける機会がありました。
その時に判明したのですが、
夫の行動は悪気があった訳ではなく、
安静にするには放っておくのが一番だと
思っていたそうです。
夫は子どもの頃、
風邪で寝込んだ時には別室に隔離され、
ずっと寝かされていたそうです。
ただ、
食事はお粥を出されるし、
熱があれば病院にも連れて行ってもらったので、
満足していました。
ですが、枕元で看病された記憶は無いそうです。
薬を飲んだら熱さまシートを貼られ、
「とりあえず寝なさい」
と放っておかれていました。
だから、「看病」とは、
薬さえ飲ませたらあとは放っておいて寝かすことが
普通だと思っていたそうです。
でも今にして思えば、
体調が悪い時は心細くなるので、
近くに居てくれるだけでも心強いし、
声を掛けてくれると安心するので、
放っておくのは普通ではなかったな、と
思うとのこと。
私は、
子どもが熱があるときは特に、
熱性けいれんなどを起こさないか心配で、
居間に布団を敷いて寝かせていました。
インフルエンザだと
異常行動を起こすかもしれないので、
怖くて別室になんか寝かせられません。
自分にもうつるかもしれませんが、
それは仕方ないです。
夫のご両親は、
どういう目的で何もない別室に
子どもを寝かせていたのか分かりませんが、
私には理解できません。
今では、
夫自身も放っておかれるより
気遣ってもらった方がホッとするようで、
家族にも
そのように接してくれるようになりました。
物に依存する
以前、「タバコのやめ方」という記事で、
何をやっても私を怒らせてしまう夫が
「なにか俺にできることをしなきゃ!」
と思って、
タバコをスパッとやめたことを書きました。
そのタバコ、
結婚前〜やめるまではかなり依存していました。
お酒もです。
①タバコ
タール(強さ)は関係なく、
口寂しいから吸っていたようです。
弱いタバコにかえても効果?は
変わらなかったようなので。
タバコが無いと、
雨が降ろうが槍が降ろうが真夜中だろうが、
コンビニに走っていました。
今にして思えば、
「タバコにタバコを吸わされている状態」
だったとか。
なんか名言みたい(^ ^;)
②お酒
味ではなく、酔うことを目的に飲んでいました。
とにかく度数の強いお酒で
早く酔うことを目的に毎晩飲んでいました。
夫の違和感の正体を研究していく中で、
その飲み方が完全に依存状態だと感じたので、
「これといった趣味が無いんだから、
大好きなお酒くらい愉しんで飲んだら?」
と伝えました。
それがきっかけでカクテル作りを始めて、
お酒を愉しめるようになりました。
カクテル作りの道具を少しづつ集めて、
今では立派な趣味になっています。
こんな感じで、
物に依存することはなくなりました。
時間にもお金にも余裕ができて、
毎日楽しそうです(^ ^)
自分の体調に鈍感
夫は、自分の体調に鈍感です。
「大丈夫!」と言うので
その通りに受け取っていると、
突然体調が悪くなってしまうことがあります。
例えば先日。
普段ドラマは観ない夫ですが、
私が勧めたドラマにハマって、
睡眠時間を削って観ていました。
それを数日続けたら、
大体の人は疲れ(睡眠不足)が溜まって、
「今日は眠いからやめておこうかな」という日が
あると思うんです。
でも、夫はその「眠いから」「疲れたから」
というのを自分で感じ取れません。
私が「今日は早く寝たら?」と言っても
「大丈夫!」と言います。
そして、そのままの生活を続けてしまいます。
それで、ある日突然嘔吐してしまいました。
結果から言えば、原因は単なる二日酔いでした。
ただ、嘔吐の前日は
二日酔いになるほど飲んでいなかったんです。
あまりにも前触れの無い体調不良だったので、
急性胃腸炎などの
ウィルス性のものを考えましたが、
嘔吐以外は下痢も発熱もありません。
あとで調べたところ、
寝不足だとお酒が回りやすくなるため、
二日酔いにもなりやすくなるそうです。
で、ここからも更に問題で、
1回嘔吐したらまた「大丈夫!」と言います。
この日は日曜日で、外せない用事があったため、
「大丈夫」と言うのを信じて
出かけてしまいました。
そうしたら、行く先々で嘔吐してしまいました。
以前「指を入れて吐きなさい」
という記事で書いたように、
親の教えで自分の指を入れて嘔吐するため、
ある程度コントロールできるので、
ぶちまけて人様に迷惑をかけるようなことが
無かったのがまだ幸いです(^ ^;)
ただ、私がもしその体調なら、
絶対に予定をキャンセルすると思います。
途中でも何回も夫の体調を確認して、
「ここから先の予定はキャンセルして帰ろうか?」
と聞いたのですが、毎回
「さっきより良くなってきたから大丈夫!」
と言うので、
結局その日の予定はすべてこなしてきてしまいました。
そして翌日も普通に出勤して行きました。
この時点では
まだ二日酔いだと確定していなかったので、
病院に行けば良いのに…と思ったのですが(- -;)
で、結果的に下痢や発熱がなく、
他の家族にもうつらなかったので、
「二日酔いだったんだね。」
ということになりました。
もうちょっと
自分で自分の身体をいたわって欲しいです。
でもそれが出来ないから、
私が気にかけてあげるしかないですね(^ ^;)