夫は、私が何かを指摘すると、
「怒られた」と感じてフリーズしてしまいます。
(2024年現在はフリーズしていません。)
そして厄介なことに、
フリーズ中は端から見ると真剣に話を聞いているように見えます。
でも実際は真剣な顔をして話を聞き流しているだけです。
最初のうちはそれがわからず、ずいぶん時間を無駄にしました。
昼間は、まだ赤ちゃんだった下の子をおんぶしながら、アスペルガー症候群やサイコパス・ソシオパスなどの本を読み、夜中に子どもたちが眠ってからその日に読んだ本の内容を夫に話して、なんとか夫の違和感の正体を突き止めようとしていました。
それを数か月繰り返した頃、以前話したことを夫がまったく覚えていないことに気がつきました。
それを問い詰めると、
「フリーズしていて何も聞いてなかった」
と言います。
数か月の時間と労力を無駄にしていたことを知り、私は気が狂ったように怒りました。
後にわかったことですが、夫は「怒られた」と感じるとフリーズしてしまい、全然話が耳に入ってこなくなるそうです。
なぜ、そうなってしまうのか?
それは夫が子どもの頃の、親からの怒られ方が原因のようです。
・親は怒る時にルールがなく、ただ怒鳴り散らし、ゲンコツをされ、 何度も「ごめんなさい」と謝罪するしかなかった。
・おそらく親にとっては怒ること自体が目的のため、 夫自身は何のために怒られているのか理解が出来なかった。
・そのため、親の地雷を踏まないようにすることと、 怒られたときはただ親が怒ることに満足するまで耐えるしかなかっ た。
・親が怒りそうになると「またか」とビクビクし、 親が怒り始めると、思考停止してフリーズすることが習慣になっていった。
・フリーズすると、ただ時間が過ぎるのを待つだけになってしまう。
とのことでした。
ちなみに、「親」というのは「両親とも」だそう。
父親が居る時は、父親が怒って母親は父親の味方をし、
父親が居ない時は母親が父親のような怒り方をしていたそうです。
私が子どもの頃は、母親が叱る専門で、父親に叱られたことは一度もありません。
そんな感じで役割分担をしていたり、一方が叱っている時は他の家族が子どもの味方をする、というご家庭が多いのではないかと思いますが…(-_-;)
このフリーズ現象が解決したのは、後に通ったカウンセリングのお陰でした。
臨床心理士さんに、
「 奥さんは親と違ってあなたを攻撃するようなことはしないですよ。」
と言われてから、妻に対して親と同じ反応をしているのはおかしい、 そんなことしなくて良いんだ、と理解できたそうです。
近しい人ではなく、第三者から言われたことで気づきに繋がったそう。
ここに至るまで3年ちょっと掛かっています(ヽ´ω`)